【主催者】竹延真治(クラレチアン会司祭)
【発題者】酒井則行さん(かどま九条の会事務局長、元小学校教諭)
戦後二代目の総理大臣幣原喜重郎は大阪府門真市出身で、優れた外交官、のちには外務大臣として多数の国々と交わり、ワシントン・ロンドン両軍縮会議では平和協調を希求し、軍部の中国侵略に反対しました。その姿勢は"軟弱外交"と国民から蔑まれ、政界を退くが、敗戦後突然天皇により首相に抜擢されました。二度と戦争の悲惨さ、苦しみ
を人々が味わうことがないようにと考案された憲法 9 条は、幣原がマッカーサーとの秘密会談の中で生まれたものだったのです。幣原が洗礼を受けた事実はありませんが、彼こそイエス・キリストの平和のメッセージを最も忠実に生きた日本人の一人かもしれません。出生地の門真市で幣原の人となりと憲法 9 条の成立の経緯を学びます。
※DVD『しではら』は削除しています。